5月14日

第5回目の「ガン・ホスピス・家族葬」セミナー

「ホスピスナースの現場のお話」を開催しました。

講師は、
元みこころホスピス 元御幸病院ホスピス で
16年間ホスピスナースとして働いた大坂間さんです。

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真ん中の人です。

大坂間さんは、私の母がみこころホスピスに転院した日、
夜勤で心から母と私を迎え入れてくれてくれた方です。

大坂間さんの右に写っているミキちゃん(彼女もホスピスナースです)が、大坂間さんとの再会をプレゼントしてくれました♪

大坂間さんは、

心のケアの前に、傷みや不快な身体症状を緩和すること。

痛みが取れると本来のその人が現れる。

人との関係が良くなる。

社会とのつながりが持てる。

だからホスピスは生きる場所なんですと言われました。

資料の中で、米国ホスピス運動の患者への約束をご紹介くださり、

①あなたをひとりぼっちで死なせない。
②あなたを痛みや苦痛の中に放置しない。
という言葉があり、感動で涙が出ました。

患者さんに初めて出会うとき、
「あなたの役に立ちたいという想いを抱いて会っている」と言われます。

ホスピスに「死ぬ場所」と思い転院して来た患者さんが、
「自分に対して真摯に向き合ってくれるナースと出会って、考え方を変えました」と言われ、余命数ヶ月だった方が3年間一日一日を大切に生きた方がいた話をしてくれました。

「自分を大切にしてくれる人の中で生活できる」ことで
患者さんたちの命が延びていくんだと思います。

「あなたはかけがえのない存在」という気持ちで
接してくれる人(ナース)が居るだけで、人は生きる力が沸いてくるのでしょうね。

大坂間さんが作った「旅立ちのとき」という資料を頂きました。

そこには、人がなくなっていくプロセスが書かれています。

私自身母を看病しているとき、
どういう過程で人がなくなっていくのかが分らず、
いつどうなるのかが分らず心が張り詰めていました。

その小冊子の中の言葉をプレゼントしますね。

人の一生は、巡る季節に似ています。

新しい命が芽吹き、輝き始める青い春、
太陽の恵みを受け、成長する朱い夏、
豊かな実りを結ぶ、黄金色の秋、
全てを手放す、白い冬、
そして、再び、命は巡ります。

日本の美しい四季と同じく、
人はそれぞれの季節を織りなすことで、
生命を輝かせることが出来ます。

あなたの大切な人も、きっと、
誰とも違う季節を送ってこられたことでしょう。

人のために尽くすことを惜しまず、
病を得ても、
感謝の気持ちで生きてこられた事と思います。

けれど、季節は流れ、
大切な人とのお別れは近づいています。
この悲しくて、辛い現実にあなたの心は傷つき、
涙がいつも心を濡らしているかもしれません。

でも、思い出してください、
大切な人と過ごした、かけがえのない日々。
共に喜び、笑い、泣き、過ごした時間は
決して消えることはありません。
あなたの中で、大切な人は生き続けられるのです。

近づく別れのときに、心の準備をして頂き、
感謝の思いで送り出せるように
私たちはこの本を作りました。

忘れないでください、
あなたを大切に思う人がたくさんいます。
あなたのお役に立ちたいと願う私達がいます。

辛いときはそばにいます、
私たちにあなたの声を聞かせてください。

かけがえのないあなたへ・・・・・。

大坂間美幸

一人ひとりの患者さんと家族のお役に立ちたいと
心から想い、心を込めてサポートしてくれる
ホスピスナース。

プレンティ・オブ・ハートの想いと同じだな~と
再確認できた良き時間でした。

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